出会いは、突然。そして必然。
出会うべくして出会った二人。感受性が同じで惹かれ合います。でも遠く離れているふたり。やっと進みだした二人の前に周りの妨害があってすれ違います。長く続く苦悩。妥協。それでも、縁があってまた人生が絡み合うことになります。
運命に翻弄される縁について深く考えながら帰宅してテレビをつけました。
『祝賀御列の儀』素敵な笑顔で優しく手を振る天皇皇后両陛下の映像が。
気ままに生きている一般人の私たちでも、楽しいことばかりではありません。辛いこと苦しいこと悲しいこと。ブルーになること数知れず。
国を背負う天皇陛下御一家の重圧は、計り知れない重さでしょう。「全力でお守りします。」そのお言葉どおり、お二人でそれを乗り越えてこられたのです。今日の雅子さまの晴れやかな笑顔と光る涙が、その喜びを表わされていたように思います。
そして、これからも前進していくためには、どんな決断行動が必要か、的確な判断をして、すばらしいご縁に繋いでいこうと思いを新たにした1日でした。
『縁』って本当に不思議。この広い世界の中で、同じ時に生きている70億人の中で、出会い、関わるのは、本当に奇跡。
私たちにも日々いろんな出会いがある。あの時、あの場所に行かなかったら、この方とお話していなかったら、あの時電話していなかったら、今の私たちはいない。子どもだって、孫だっていなかったかも知れません。本当に命って奇跡の連続だと痛感します。
日々の生活、仕事でもいろんな出会いがあります。そして、その時々、ひとつひとつの判断行動でどんどん結果が違ってきます。決定までには、自分自身の中でも葛藤があります。また、外からの妨害もあったり、今いる環境の中で障害があって、実行できないこともあります。今、こうして、自分がいられることに感謝しかありません。
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えている。」映画の中の台詞です。過去に起こった事実も、未来になって環境や見方が変わることによって、過去の事実への感じ方も変わるということだそうです。皇后陛下の涙が、このことを物語っているように感じました。
未来の自分が、「良い人生だった。」と満足できる活き方をするために、一日一日一瞬一瞬を大切に、すばらしいご縁を紡いで、自分にも人にも優しく、正直に生きようと、思いを新たにした1日でした。