うちの子が結婚しないので―老後の心配 年金の仕組み 

―老後の心配 年金の仕組み

このところ、垣谷美雨(カキヤミウ)さんにはまっています。垣谷美雨さんは1959年生まれの女性で、私と同世代。著書のテーマは、政治・貧困・ジェンダー・妊活・婚活・終活等と多岐に渡ります。どの小説を読んでも「そうそう。我が家もそうなのよ。」と共感しきりです。

今回は、『うちの子が結婚しないので』についてお話いたします。

内容は(「BOOK」データベースより)ご紹介します。

老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。 28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ……? 不安を抱えた千賀子は、親同士が子供の代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。しかし嫁を家政婦扱いする年配の親、家の格の差で見下すセレブ親など、現実は厳しい。果たして娘の良縁は見つかるか。親婚活サバイバル小説!

この本を読んで一番思ったことは、『こんなに親が頑張らないといけないの?』ということです。そう言えば、ほんの2~30年前には仲人さんが居て、「あの人はどう?」「この人合うと思うよ。」とか、言葉は悪いけど、うるさいくらいお世話してくださいました。今は婚活アプリとか婚活パーティなどいろいろあるにはあるのでしょうが、実態はどうでしょうか?

生涯未婚率(50歳まで未婚)は、50歳時の未婚割合1をみると、1970(昭和45)年は、男性1.7%、女性3.3%でした。その後、男性は一貫して上昇する一方、女性は1990(平成2)年まで横ばいでしたが、以降上昇を続け、(2010(平成22)年国勢調査)では男性20.1%、女性10.6%、2015(平成27)年は男性23.4%、女性14.1%と、それぞれ上昇しています。2015年の国勢調査の結果に基づいて出された推計は、これまでの未婚化、晩婚化の流れが変わらなければ、今後も50歳時の未婚割合の上昇が続くと予測しています。

次は、令和3年版高齢社会白書から『高齢化の推移と将来推計』です。

1950年から2065年までを表しています。我が国の人口は、2010年をピークに減少しています。下からピンクとブルーが65歳以上で、赤が現役世代、14歳以下が黄緑です。ご覧いただくと現役世代と子供の減少が続くのがお分りいただけます。高齢化率は赤い折れ線で2020年は28,8%、2065年には、38,4%と推定されています。

年金制度の仕組みは厚生労働省年金局の資料から、ご覧のとおり、1階が国民年金これは20歳~60歳まで強制加入。2階が厚生年金。会社や役所勤めの人。3階は企業年金・個人年金です。

年金の平均受給額は、厚生労働省が発表する「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、 年金の平均受給額は、国民年金がおよそ5.6万円、厚生年金がおよそ14.4万円 です。

生命保険文化センターの令和元年度生活保障に関する調査によると、夫婦2人世帯の老後の生活費用の目安は、最低日常生活費が約22.1万円、ゆとりある老後生活費が約36.1万円、実際の老後生活費が約27.1万円(単身世帯は約15.2万円)となっています。

これらの調査結果から老後2千万円問題を指摘されているのです。

老後生活において、年金受給額は重要です。夫婦ふたりの年金だといくら。ご自身の年金はいくらと年金定期便などで把握しましょう。マネープランもしっかりと立てておく必要があります。

私が20代の始め、もう40年昔のこと、こちらは田舎なので、「24歳女性はクリスマスケーキと言われ、25歳を過ぎると売れ残り。」と言われました。今そんなことを言うととんでもないことになりますが。今では結婚だけが人生でなく、いろいろ多様な生き方が認められるようになりました。人生は修行だとも言われます。今が楽しければ良いというだけではなく、ずっと幸せのために、ライフプラン・マネープランをしっかりと立てて、幸せな人生を送りましょうね。

さて、この小説の千賀子さんの娘さんは良縁に恵まれたでしょうか?皆さんも読んでみてくださいね。次回も垣谷美雨さんの著書について発信しますので、是非ご覧ください。

70歳死亡法案、可決 ーどうなる?社会保障

こんにちは さくら終活の大西です。

この頃、垣谷美雨(カキヤミウ)さんにはまっています。垣谷美雨さんは1959年生まれの女性で、私と同世代。著書のテーマは、政治・貧困・ジェンダー・妊活・婚活・終活等と多岐に渡ります。どの小説を読んでも「そうそう。そんなこと言われる。そういう見方もあるのね。」と共感しきりです。

今回は、『70歳死亡法案、可決』についてお話いたします。

小説とは言え、あり得ない法案ですよね。むかしむかし姥捨て山があったそうな。という昔話はありますけどね。私の周りの70歳といえば、すごくパワフルですよ。かくいう私も残り8年です。

内容は(「BOOK」データベースより)ご紹介します。

高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。施行まで二年、宝田東洋子は喜びを噛み締めていた。我侭放題の義母の介護に追われた十五年間。能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘とみな勝手ばかり。やっとお義母さんが死んでくれる。東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。すぐそこに迫る現実を描く衝撃作!                           とあります。

衝撃的なタイトルですが、この小説のテーマは、長男の嫁ひとりにのしかかる家事、介護・周りの無理解・感謝のなさを始め、ひきこもり・ブラック企業等と社会問題満載です。

まず我が国の高齢化の現状について少し説明します。

こちらは、人口ピラミッドです。この表の下側が0歳、上が100歳。横軸が人数です。生き物の正常なピラミッドは0歳が最多で上にいくほど減少するものですが、我が国では少子高齢化が進んでいます。この図では、1990年、2013年、2025年、2060年とこのように変化していきます。

平均寿命は、男性81,64年、女性87,74年。健康寿命、男性は、72,68歳、女性75,38歳。健康上の問題で日常生活に制限がある年数は、男性8,96年、女性12,36年となっています。この期間が全部要介護状態とは限りませんが、人生の集大成の時期には不具合を抱えて過ごすことになりそうです。

そして、100歳を超えた方の人口は、86,510人となっています。みんな健康長寿なら良いですけどね。

令和3年版高齢社会白書によると高齢化率(全人口に占める65歳以上の割合)は28,8%です。

こちらは、1950年~2016年までの社会保障給付費の推移グラフです。年金・医療費・介護費等、社会保障給付費は年々増加して、財政を圧迫しているのは、隠しようのない事実です。男性の平均寿命1950の59.57 から2016の80.98,女性も同じく62.97から87.14と66年間で20年以上伸長したので、当然と言えるでしょう。

2025年には、団塊世代がみんな75歳の後期高齢者になり、益々社会保障費は増加します。国はそれを抑えるために、入院病床を減らしたり、在宅での医療介護を進めたりしています。

介護を表す言葉で、老々介護・認々介護・介護死傷事件・ヤングケアラー・介護離職・介護別居・介護離婚等、どれもマイナスイメージがありますね。皆が、ハッピー介護とか笑顔介護になれば良いですよね。

人口体系は変わっても、人々の意識はなかなか変わっていないのが現状で、介護する立場の時、真面目で優しい人は、口は出すけど手も金も出さない人に利用される。みんなから押し付けられて疲弊し、ある日突然爆発する。そんな場面を多々見てきました。この主人公も爆発して、やっと周りが大変さを理解したのでした。介護者は、ひとりで抱え込まずに、介護サービスを上手に利用して、周りの人々を上手に巻き込んでうまく対応する方法を取りたいものです。

そして、我々全員が、健康寿命を延ばすために、食生活に注意して、適度な運動・良質な睡眠をとる等、生活を見直したいものです。

人間誰しもこの世に生まれてきたら、必ずゴールはやってきます。笑顔と健康を第一に、ゴールに向けて人生に悔いなく、思い残すことなく、今日やれることは今日して、子どもや孫世代により良い社会を残せるように生きて旅立ちたいなと改めて思いました。

さて、70歳死亡法案 どうなったでしょうか?皆さんも読んでみてくださいね。

次回も垣谷美雨(カキヤミウ)さんに著書について発信しますので、是非ご覧ください。

うちの父が運転をやめません ー止められない事情とは?

こんにちは  さくら終活の大西です。

この頃、垣谷美雨(カキヤミウ)さんにはまっています。垣谷美雨さんは1959年生まれの女性で、私と同世代。著書のテーマは、政治・貧困・ジェンダー・妊活・婚活・終活等と多岐に渡ります。どの小説を読んでも「そうそう。そんなこと言われるよね。あ~そういう解決法が良いのね。」と共感しきりです。

今回は、『うちの父が運転をやめません』の感想をお話いたします。

内容は(「BOOK」データベースより)ご紹介します。

「また高齢ドライバーの事故かよ」。猪狩雅志はテレビニュースに目を向けた。そして気づく。「78歳っていえば…」。雅志の父親も同じ歳になるのだ。「うちの親父に限って」とは思うものの、妻の歩美と話しているうちに不安になってきた。それもあって夏に息子の息吹と帰省したとき、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなく不首尾に。通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して…。果たして父は運転をやめるのか、雅志の出した答えとは?心温まる家族小説!

とあります。

以前は、切れるのは若者、暴走運転するのも若者でした。今やどちらも高齢者です。若者はそもそも少ないし、草食系でだんだん穏やかになっている印象があります。

高齢者はどんどん寿命が延びていますが、認知症でなくても判断能力や体力・瞬発力は下がってきます。

高齢者の運転免許に年齢制限をしたら良いという案もありますが、一言で高齢者と言っても現役世代に引けを取らない方もたくさんいらっしゃいます。

都会は公共交通機関が充実しているので良いですが、田舎ではバスの本数も減ってしまい、廃止されている所も多いです。そしてバス停まで行くにも距離があります。つまり、移動手段は車・バイク・自転車・徒歩になります。買い物に行くにも距離がありますし、帰りは荷物も重いので、乗り物がなければ買い物難民になり、生活できないのです。都会の人は「それならタクシーを呼べば良いじゃない。」とお思いでしょうが、タクシー自体も少ないし、タクシー会社も遠いし実用的ではないのです。

現役世代は都会、親は田舎で暮らしているケースがほとんどで、高齢になってもやはり生活には車が必要です。現役世代が田舎にUターンしようにも自分のしたい仕事がない。今、リモートワークが進んできたとはいえ、皆がそうではないし、子どもの学校の都合もあり、すぐに田舎へという訳にもいかないと、なかなか難しいです。

行き先を入力すれば連れて行ってくれる自動運転の車が望まれます。でも、その入力ができなければ乗れません。いや、スマホのように話しかければ理解してくれるようになるかも知れませんね。でもこの自動運転車の実用化もすぐにとはいきませんね。

私の地区の近くにバス会社の車庫があるのですが、このコロナ禍で、観光バスがずらっと並んでずっと停まったままです。このバス会社の社員さんはどうされているのかと心配になります。定期バスは相変わらず大きなバスが走っていますが、乗客がゼロの時もあり、本当に乗客は少ないです。そのバス会社の模様のマイクロバスとかワゴン車にしてコミュニティーバスの様にきめ細かく走ってくれれば、経費節減にもなるし、高齢になってももっと生活しやすいのではないかと思いますが、届け出とか認可とか難しいのでしょうね。

半世紀前は、徒歩圏内にお店がありました。その後、車社会になってスーパーマーケットが出店して、地域の店は閉じました。移動販売車が買い物難民救済や地域のコミュニティとして成功している例もありますが、ボランティアでは続かないので採算の取れる地域でということになります。

いろんな解決法が考えられますが、どれもすぐにとはいきません。高齢者が車を止めたらどこにも出かけなくなり、認知症が進むという問題点もあります。

親も今まで安全運転を通してきたプライドがあり、まさか自分が重大な事故を起こすなんて考えもしない。「若い者に迷惑を掛けたくない。」とつい自分で運転するのです。

運転免許更新検査も厳格化されていきます。

ある日突然運転機能が下がる訳ではないので、親に頭ごなしに「やめて」言うのでなく、まずは、「夜はやめたほうが良いよ。」次に「雨の日。」そして「通学・通勤時間帯。」と少しずつ運転する機会を減らすように、機嫌の良い時さらっと言ってみるとかはいかがでしょうか。そしていよいよ止めた方が良いと判断した時には、止めてもらいましょう。子供たちが言っても聞いてもらえないようなら、親に影響力のある人にお願いしてみましょう。私は主治医から言ってもらいました。親が運転を止めたら、家族が運転手をすることになり、負担は増えますけどね。

さて、この『うちの父が運転をやめません』では、どんな解決になったでしょうか。皆さんも読んでみてくださいね。

夫の墓には入りません ―婚姻関係終了届

『夫の墓には入りません』(2019年発行)を読み返してから、垣谷美雨(カキヤミウ)さんにはまっています。垣谷美雨さんは1959年生まれの女性で、私と同世代。著書のテーマは、政治・貧困・ジェンダー・妊活・婚活・終活等と多岐に渡ります。どの小説を読んでも「そうそう。そんなこと言われる。この世代の人はそういう価値観を押し付けるよね。」と共感しきりです。

今回は、『夫の墓には入りません』の感想をお話いたします。

内容は、(「BOOK」データベースより)ご紹介します。

ある晩、夫が急死。これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。“愛人”への送金、墓問題、介護の重圧…がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届!?婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、人生逆転小説。

とあります。

一番心に突き刺さった言葉は、「つぶしてもいい人間」。その説明としては

「しっかりしていて、我儘をいわない。大人しいが芯は強い。その上相手の気持ちを優先するし、誠実なので、誰だって頼りにしたい。信用に足る人間。」非の打ち所がない人と「褒められているように感じるが、実は便利に使われている。」「どこの会社でもそう。できる人間に仕事が集中する。」

そうそう。全くそうです。

会社では、誠実なだけの人は利用されて、心身共に疲弊しきって辞めていく。親族関係でも『自分さえ我慢すればうまくいく』と我慢する人もいる。特に介護問題では、口は出すけど手も金も出さない人に利用される。配偶者の両親・自分の両親・おじおば・兄弟とみんなから押し付けられて疲弊し、ある日突然撃沈する。そんな画面を多々見てきました。できる人はひとりで抱え込まずに、周りの人々を上手に巻き込んでうまく立ち回る方法を考えたいものです。

がんじがらめな日々を変えたという『姻族関係終了届』は、死後離婚とも言われます。

配偶者が亡くなっても、配偶者の血族との姻族関係は継続するため、姻族関係終了を希望する場合に役所に提出する届出のことで、姻族の同意は不要です

配偶者の相続権や遺族年金受給には影響はありません。また、 姻族関係終了届では、氏や戸籍の変動はありませんから、婚姻前の氏に戻すには、復氏の提出が必要になります。一度姻族関係終了届が受理されると、姻族関係の復活できません。

一番心配なのは今後の扶養義務です。直系血族(父母、子、祖父母、孫など)と兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務があります。
姻族はこれに含まれないので、嫁と亡くなった夫の親(舅・姑)の関係では、原則として扶養義務を負いません。ただし、特別な事情がある場合のみ家庭裁判所が義務を負わせることができるとされています。この届が受理されれば、配偶者の血族の扶養義務を負うことはありません。

この小説で、夫が亡くなっています。その後、舅姑の相続が発生した場合、嫁は、遺言書で遺贈してもらうか、養子縁組していなければ相続できません。被相続人(亡くなった人)の介護や看病に貢献をした「親族」には「特別寄与料」として金銭請求権が認められるようになりましたが、それが認められる親族は、法定相続人ではない親族なので、遺産分割協議に参加する権利はありません。つまり難しいということです。

終活相談でも「夫の墓には入りません。」という女性は結構いらっしゃいます。夫と同じが嫌というより、死んだ後までそれまでの人間関係の続きで夫の親族と一緒に居るというのが嫌だという方が多いのです。解放されたいのです。単なるお墓の問題ではなく、人間関係の話なのです。あなたのお宅は、いかがですか。

誰しも辛い時不安になることはありますが、あまりに頼り過ぎると相手は重過ぎて逃げ出したくなります。お互いの距離感を保ち、普段から話し合って快い人間関係を続けていきましょう。

ご臨終からお葬式までにすること

こんにちは! さくら終活の大西です。

もう2年以上も不自由な生活が続いていますね。そんな中でも関係なくいろんなことが起こって対応しなければなりません。私も親族が亡くなり、いろんな手続きをしました。まず、臨終からお葬式までの対応を記してみます。

① 「午前2時30分ご臨終です。」 それまで大きな病気ケガもなく健康だった87歳のおじいさん 「なんだか、食欲がないんじゃ。」から3日目に救急搬送され、入院して3日目のことだった。

② 末期の水を行う。

③ 死亡診断書の発行していただく。夜中なので会計は後日。

④ 喪主は長男

⑤ 葬儀社に電話したが、「既に葬儀が入っていて対応できない。」と2社に断られ、ようやく3社目で請け負っていただける。そんなに混んでいるのかとびっくりする。葬儀社の電話は24時間対応。大変ですね。

⑥ ご遺体の搬送場所は、「自宅に帰るのが当然。」と親族が言う。

⑦ 葬儀社の車で帰宅。電話から30分ほどで迎えに来てくれる。夜中なのに頭が下がる。

⑧ 神棚封じをする。

⑨ 布団を敷き、故人を北枕で寝かせる。寝かせる部屋について、親族同士で「座敷だ」「次の間だ」と言い合っている。結局、次の間に寝かせ、座敷で納棺することに。地域によって違うらしい。私の地域でそんな大きな家はよほどの旧家だ。葬儀社は、葬儀までの流れを簡単に説明し、決めることを指示して帰る。

⑩ 故人の胸に守り刀を探して置く。守り刀が各家にあるなんて。

⑪ 枕飾りに 経机・ろうそく・線香・仏飯・くぐ(枕だんご)などを用意 当家の人が入院中で探すのがとても大変だった。

⑫ 「しきびはどこに植えてある?」『えっ、花屋で買うものでは?』と思うけど言えない。(汗)

⑬ 夜中なのに、すぐにたくさんの親族が集まって、お茶や食事の用意。

⑭ 親族が、「葬儀まで3~4日はおくもんだ。」と言い、『そんなに置くから混み合うのか。』と納得する。私の地域では、午前中の臨終ならその夜お通夜で翌日葬儀である。

⑮ 夜が明けてからお寺に電話し、日程を決める。詳細は、本家がお寺と話す。

⑯ 町内の方が来て打ち合わせをし、死亡診断書を市に提出して、火葬許可証を受領してくれた。

⑰ 葬儀社と葬儀内容を話し合う。葬儀の形態は、一般葬か家族葬か。参列者の数により、どの式場か決める。湯かんをするか。 会葬返礼品は何にするか。礼状の文面を考える。精進落としの料理を決める。(数は後でよい。)

⑱ 祭壇・棺・霊柩車・骨壺は、セットで決まっていた。ドライアイスは適宜葬儀社さんが対応。

⑲ 遺影写真の選定 優しい顔の写真に決定。

⑳ 親族・知人へ訃報や葬儀の連絡を行うまでもなく、地域の新聞・有線放送で周知され、自宅にお悔やみの方々が途絶えず、3日間ずっとお茶出しと経過説明におわれる。

㉑ 供物、供花のとりまとめをする。葬儀での役割を決める。

㉒ 葬儀社が、見積書を持ってくる。丁寧な仕事に感心するとともに値段も私の経験より良心的で安心する。

㉓ 死装束を着せて納棺し、会場へ。

㉔ お通夜 その夜、子どもたちが夜伽(よとぎ)で4人付き添う。

㉕ お葬式当日は雪。コロナ禍なのにすごい人数の参列者で、出棺 火葬 収骨と滞りなく進行した。

㉖ 初七日法要

㉗ コロナ禍なので精進落としの料理をお配りして解散

㉘ 濃い親族は自宅へ来て、まだまだ話す。

㉙ その後もずっと自宅へ弔問客が続く。

何度もお葬式は体験していますが、私の住む地域と大きく違い、親族同士が「この辺ではこうだ。」「こうするものだ。」と船頭がたくさん居ました。やはり、葬儀は地域によって全く違うものだと実感しました。

私の地域では何でも葬儀社さんが整えてくれるので、当家と地域が主体で葬儀を出すことの大変さを知りました。この大変さを軽減できるように、葬儀社ができ、一般葬から家族葬、そしてコロナ禍の今は、直葬が増えてきたのだと思いました。

でも、故人を偲び、思い出を語り合う場、そして悲しみを乗り越えて前に進んでいくために、お葬式は必要な儀式だと悟りました。

山陽新聞 ちまた に掲載していただきました

心新たに「命の活動」再開へ

 昨年「あなたのおかげ」とよく感謝された。『お役に立てて良かった。』と思う反面、悲しみも大きくて立ち止まってしまった。

 私は、終活講師をする中で父を見送ったことと、たくさんの方からの相談を受け6年前から「命のゴールをどう迎えたいか話し合おう。」という活動をしていた。感謝は、その方々のご家族の旅立ちの知らせなので悲しかったのだ。

 「あなたの冊子で知識を得て、家族で話し合いをしていたから家族間の死生観が共有でき、本人の意思を尊重して家族も満足のいく見送りができた。」とおっしゃる方も。その感謝の言葉を聞くのがつらくなり、昨春以降、活動は休止している。

 同じ治療でも、治る見込みのある人にとっては明るい未来につながり、治る見込みがない人やその家族にとっては、つらく苦しい時間を引き延ばすだけのものになるかもしれない。どんな治療をどこまで受けるのか、重視するのは、命の尊厳か延命重視か、を元気なうちに話し合っておく必要がある。「命の話をするのは縁起でもない」と言われるが、人の死亡率は100%。不老不死の人はいない。心新たに「命の活動」を再開したい。

生きがいの創造 “生まれ変わりの科学”が人生を変える

こんにちは! さくら終活の大西です。

新型ウィルスの拡大が収まらず、自粛生活が続きますね。暗いニュースも多いこの頃ですが、笑うことで免疫アップになります。努めて笑顔を作ってみましょうと聞きますね。

では、『どう考えれば幸せか、笑顔になれるか?』 と考察するため、読書しています。

今回は、PHP文庫から出版された元福島大学経営学教授飯田史彦氏の『生きがいの創造 “生まれ変わりの科学”が人生を変える』 読んでみました。

内容は(「BOOK」データベースより)ご紹介します。

『 欧米では、多くの科学者たちによって研究され、さまざまな驚くべき報告がなされている、“生まれ変わりの科学”。本書は、その研究成果の数々をふまえながら、「『死後の生命』や『生まれ変わり』を認めるとすれば、私たちの生き方がどのように変わっていくだろうか」という命題に迫って行く、画期的な人生論であり、生きがい論である。自分がこの世に存在する意味を深く体感させる、注目の論考。』とあります。

ちょっと難しい紹介文ですよね。 簡単に言いますと、『死後の生命』や『生まれ変わり』を信じていなかった医師や大学教授たちが、科学的に検証し、その結果、どうも本当に有るようだということが判明しました。今のこの私たちの体には使用限度がありますが、魂の向上のため、希望を持ち、役割を自覚して、自分らしく、生きがいを持って1日1日を大切に生きようという生きがい論です。

読んだ後、理解はできても、日々感情に流されて魂の向上はなかなか難しいですがね。

先日、終活に取り組んでいるアラ還世代の女性2人の会話が聞こえてきました。

1.「私今頃思うんだけど、今まで、よく働いたし遊びもしたね。とっても充実した人生だったわ。いつ逝っても良い気がするの。ただひとつ心残りがあるとすれば、まだ親を送ってないことね。」

2.「親を送るのは、使命だよね。本人の望む様に愛をもって見送りたいね。」

1.「そうね。いずれくるその時について話し合っているわ。」

「それはそうと、お金も大切よね。老後2千万問題とかあるけど、現役を退いた今からは、現役世代の方達が払う税金や社会保険を受け取りながら生きるのよね。若い方達も決して裕福な人ばかりではないよね。」

2.「世代間扶養といって、若い人がかける年金を国民年金は65歳から受給し、後期高齢者医療として75歳から健康保険で現役世代から支援してもらうのよね。」

1.「少子高齢化が進み、現役世代は減る一方だし、リタイヤ世代はどんどん増える一方で、全然SDGSでないよね。私、悠々自適にと思っていたけど、私たちもできる範囲で貢献したいわね。」

2.「長生きが理想と言われているけど、生かされている意味を考えないとね。人生のゴールが近づいた時、私は跡を濁したくないわ。」

1.「自分に起こることに意味の無いことは一つもないと言われるよね。 これからの自分の生きる意味をしっかり考えて、ポジティブに笑顔で幸せに使命を果たさないとね。」

2.「そうね。お互い頑張りましょう。そして、旅立った後、笑顔で再会して来世でも切磋琢磨しましょうね。」 

1.「そうね。そう考えると楽しくなってくるわね。」

という会話でした。これらは、あくまでも、この本には関係ないこの二人の個人的意見ですが、この本に通じる部分もあります。みなさんはどうお感じになりますか?

この本の『死後の生命』や『生まれ変わり』を信じるか信じないかは、自由ですが、どう感じるのが幸せでしょうか。ネタバレ防止のため、細かく説明していなくて、はっきりとは分からないと思いますが、詳しくはこの本をお読みになって幸せになってくださいね。

延命治療とは17 延命治療意思表示カード

私は、父の見送りから、命の尊厳を守るため、いろんな方の体験を組み合わせて延命治療の説明絵本「桜のようにいきたい」を作成し、延命治療についてお話をしています。

主人公のよしこおばあちゃんは、ずっと元気だったけれど、95歳で老衰状態になって、ご家族の意向で胃ろうを施され、意識もなく手足が拘縮して103歳で旅立ちました。 よしこおばあちゃんの家族は

「私たちの望む尊厳のあるゴールを迎えるためには、あらかじめ、意思表示をしておくことが必要ね。」と、話し合いました。

今回は、その意思表示方法についてお話します。

意思表示を書面にした方が良いと思っている方が多数いらっしゃいます。でも、「その書面にはどう書いたら良いか分からない。」という方が多いのも事実です。そこで、誰でも簡単に書面にできる『延命治療意思表示カード』を作成しました。健康保険証と同じ大きさにしたので、一緒に携帯することができ、周りの人や医療関係者にも自分の気持ちを理解してもらえます。

これが、延命治療意思表示カードです。 これには、 ~私の心からの願いです~

人としての尊厳が、最期まで保てることを強く希望します。

したがって、自立した生活ができるまでの回復がかなわない状態となった場合、私自身のみならず、まわりの人々の苦しむ時間をも引き延ばすだけの裏面の延命治療を受けることは拒否します。 万が一装着された場合ははずしてください。 ただし、痛みを取り除く処置については、そのために寿命が短くなることがあろうとも、受けることを要望します。   と、記してあります。

この表面の意思表示の日付欄は、意思表示する日付を記入します。ご本人の住所、氏名欄は、本人自筆。

ご家族氏名欄は、本人の気持ちを理解したご家族がご記入ください。健康保険被保険者証番号をご記入の上、健康保険被保険者証と共にお持ちください。

全部記入が難しいようなら、日付と本人署名だけでも気持ちは伝わります。

裏面には、延命治療になりうる治療名を載せています。

その治療名は説明絵本『桜のようにいきたい』でご確認ください。

拒否する治療には、×印を付してください。その他の拒否したい治療名は、その他欄に記入してください。

このカードは、実用新案取得済です。

現在、この意思表示カードに法的根拠はありませんので、 必ずそのとおりにしていただけるとは限りませんが、意思をきちんと表示しておくことで、本人の意思を周囲の方に理解していただくことができ、主張もしやすくなります。 意思表示をした上で、お元気なうちから、ご家族・ご親族としっかりと命の話し合いをされることをお勧めします。

そして、もう一枚こちらの病歴・服用薬カードも作成しました。

病歴カード作成理由は、初診時や入院時、病歴を聞かれます。ご自身で説明できる場合は良いのですが、事故や病状や心身の状態により、説明できない場合もあります。 ご家族の入院時に聞かれて、本人の病歴が判らず、困った経験がおありの方も多いのではないでしょうか。 何歳の時、何の病気・けがをしたと記入しておくと、一目瞭然です。

服用薬カードの作成理由は、緊急時、保険証はお持ちでも、お薬手帳まではということもあります。

病名は判ってもお薬名が判らないこともあります。昨今の異常気象等、いつ何が起こるか判りません。病院の個人データがいつもあるとは言えません。ご自分の命はご自分で守るため、記入しましょう。

病歴・服用薬をご記入の上、健康保険被保険者証と合わせてお持ちになると良いと思います。

服用薬は、変わることもあります。鉛筆等で記入されると、後で書き換えることができます。

『桜のようにいきたい』2種類のカード付 は、

さくら終活事務所HPさくら終活 (peraichi.com)からご注文いただけます。ご利用くださいませ。

願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ 西行法師

西行法師は、ご自身が好きな桜の花の下でお釈迦様と同じ日に逝きたいと詠んで、そのとおりになったとされています。

ご自分の最期の時期を思い通りにするのは難しいとしても人生のゴールテープの切り方を考え、そこに向けて今をどう生きるかを考えることはできます。

最期に「あー良い人生だった。」と満足して、ご自身の望む尊厳のある旅立ちができるよう、みなさまの幸せを願っています。   

桜のように生きたい 桜のように逝きたい

延命治療とは16 ピンピンコロリ

私は、父の見送りから、命の尊厳を守るため、いろんな方の体験を組み合わせて延命治療の説明絵本「桜のようにいきたい」を作成し、延命治療についてお話をしています。

主人公のよしこおばあちゃんは、ずっと元気だったけれど、95歳で老衰状態になって口から食べられなくなりました。本人は「自然のままにさせて」と言ったけれど、ご家族の意向で胃ろうを施されました。3年を過ぎると意識もなく手足が拘縮してしまい、その状態で5年間がんばって103歳で旅立ちました。 

よしこおばあちゃんの家族は考えます。『ひいおばあちゃんがこんなことになるまで、人生のゴールの仕方について考えたことはなかったね。 どんなゴールが最も幸せかしら ピンピンころり(PPK)? そもそも、ピンピンころりって何? 』と。

今回は、ppkについて考えてみましょう。多くの方は、『90歳を過ぎても畑仕事ができる程元気に暮らしていて、倒れて1週間、家族に囲まれて、自然に畳の上で旅立つ。』これが理想の旅立ちppkというイメージをお持ちではないでしょうか?

よしこおばあちゃんの家族もそのイメージで、「お隣のいつも元気だったけいこおばあちゃんの旅立ちがppkではないかしら。」と話します。

それでは、理想的な旅立ちピンピンコロリ(ppk)編です。/

93歳のけい子おばあちゃん 毎日、元気に畑仕事。「次は何を植えようかなあ~。」と独り言。その日も近所のお友達のお宅で楽しくおしゃべり。その夕方、帰宅し、突然倒れました。

さて、けいこおばあちゃんの運命や如何に?よしこおばあちゃんと同じ運命をたどるのでしょうか?

いいえ、けい子おばあちゃんは、いつも、ご家族やご親族・お友だちに、こう言っていました。

お医者さんは、救急車で運ばれた患者さんの命をあらゆる手段で助けるのが仕事なのよ。もし私を見て、『もう無理だ』と感じられる時は、救急車を呼ばずに、かかりつけ医に連絡してちょうだい。最期は自宅で迎えたいの。延命治療は絶対にお断りよ。苦しい時間を引き延ばすだけだから。最期まで私らしく、尊厳のある状態でいたいの。」

いろんなご意見がおありでしょうが、これは、けい子おばあちゃんの想いです。

そして、けいこおばあちゃんは、家族みんなに見送られていつもお世話になっているかかりつけ医に看取っていただきました。微笑んでいるような幸せな旅立ちでした。

「けい子おばあちゃんが急に旅立ったのは悲しいけれど、おばあちゃんが望んだとおりのおばあちゃんらしい旅立ちができて本当に良かったね。」と家族は、満足のご様子でした。

よしこおばあちゃんの家族は考えます。「隣のけい子おばあちゃんの様に自分の望む旅立ちができたら良いね。もう治る見込みもなくなり、旅立ちを待つばかりの状態となった時、悲しみを先送りにすると、私たちみたいに本人も家族も長い間、本当に辛い思いをすることになるよね。私たちの望む尊厳のあるゴールを迎えるためには、あらかじめ、意思表示をしておくことが必要ね。」と話し合いました。

命は誰のものでしょうか?本人のもの?家族のもの? 

よしこおばあちゃんの場合は、いざその時になって希望を伝えましたが、本人の希望より「生きていてほしい。」という家族の思いを優先した結果、苦しい年月を引き延ばす結果となったのです。

けいこおばあちゃんは、前々から自分の意思を周りの皆に話して、理解してもらっていたので、自分の思い描くゴールを迎えられたのでした。

ゴールの仕方は人それぞれ。満足のいくものにしたいですよね。その具体的な方法については、次回ということにします。是非ご覧ください。

延命治療とは15  ACP

私は、父の見送りから、命の尊厳を守るため、いろんな方の体験を組み合わせて延命治療の説明絵本「桜のようにいきたい」を作成し、延命治療についてお話をしています。

主人公のよしこおばあちゃんは、ずっと元気だったけれど、95歳で老衰状態になって、口から食べられなくなりました。本人は、「自然のままにさせて」と言ったけれど、ご家族の意向で胃ろうを施され、一旦は元気になったものの、3年を過ぎると、意識もなく手足が拘縮してしまいました。7年を過ぎた頃、お世話をしていた長男の妻が夜中に突然死し、家族は悲しみにくれます。そんな中、よしこおばあちゃんも弱ってきて、医師からの治療方針についての確認がありました。

今回は、そのお話しです。「もし、呼吸が苦しくなったら人工呼吸をしますか?もし、心臓が止まったら、心臓マッサージ等の心肺蘇生をしますか?」と医師は尋ねます。家族3人は「絶対しません。」と言います。よしこおばあちゃんの人として尊厳のない悲しい姿に、医師や介護スタッフに「胃ろうを外してください。」とお願いしていたのですから当然の感情です。しかし、医師としては、患者や家族に定期的に治療方針についての意思確認を行う必要があります。その時々の状態により、意思が揺らぐこともありますし、判断が変わることもあります。こんなはずではなかったということがあってはいけませんから、医療介護スタッフ本人家族と一緒に話し合いの場を設けて、内容を記録するのです。

国もACP(アドバンス・ケア・プランニング)人生会議として

「人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み」の普及啓発を進めています。

これは、厚生労働省のACPのリーフレットです。紹介します。

あなたは、「もしものこと」を 考えたことがありますか? (mhlw.go.jp)

『誰でも、いつでも命に関わる大きな病気やケガをする 可能性があります。 命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。 自らが希望する医療やケアを受けるために 大切にしていることや望んでいること、 どこでどのような医療やケアを望むかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。』とあります。

よしこおばあちゃんは徐々に弱っていきますが、突然決断を迫られまる場合も多いです。生きていてほしいと思い悩みますが、その時、後悔のない対応ができるように家族間でしっかりと人生会議をしてくださいね。「命の話し合いをしましょう。」と重々しく切り出すのでなく、「今の世の中、何が起こるか分からないよね~。」と軽い感じで始めると話しやすいと思いますよ。

さて、よしこおばあちゃんは、胃ろうから8年、103歳で旅立ちました。ひ孫23歳は、「ひいおばあちゃん、長い間、辛い想いをさせてごめんね。やっと楽になったね。」と泣きます。

よしこおばあちゃんは、8年ですが、私が聞いた一番長い方は13年間です。「意思表示もできずにただ息をしていて、床ずれに苦しめられ13年間。ずっと後悔の苦しい年月が続き、亡くなった時は、いけないことだけど、これで母も私も苦しみから解放されるとホッとしました。」とおっしゃいました。

よしこおばあちゃんの家族は、考えます。『ひいおばあちゃんがこんなことになるまで、人生のゴールの仕方について考えたことはなかったね。 どんなゴールが最も幸せかしら ピンピンころり(PPK)?そもそも、ピンピンころりって何? 』と。その、PPKについては、次回ということにします。 是非、ご覧ください。